2020年7月18日(土)
自分の人生にとって自分が主役ではないという感覚を、いつから抱き続けているだろう。
俯瞰、なんてかっこいい立ち位置ではなく、もっと微妙な距離感で、私は私に向き合い続けている気がする。
現実に対して現実感がなく、未来に対して視界は霞み、過去に対して解像度が粗い。若さ故と言えるほど若くもなくなってしまった。自分に何が残っているだろう。
七月、梅雨が長い。夏の終わりには新しい場所で、新しい生活が始まる。生活なんて、したくもないのに。
自分を持て余し続けている。あるいは、自意識を。
「やめたい」
「何を?」
「すべてを」